次回予告!!
1959 グレッチ #6128 デュオ・ジェット / フィルタートロン・バージョン
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59年製のデュオ・ジェットです。

比較的珍しいシングル・カット時代のデュオ・ジェットのフィルタートロン・モデルです。

ディアルモンドPUのバージョンは良く見るのですが、フルタートロンPUバージョンはダブルカットで見かけることが多い印象ですね。

このジェット・シリーズは当時のカタログ上でソリッド・ボディと謳ってはいますが、実際には完全なソリッドではなく、ボディ内部に空洞部があるというのをご存知の方は多いと思います。

しかしこのフィルタートロン・モデルは非常に軽量で箱の鳴り方がディアルモンド・モデルと全然違うんです。

ソリッド感がより薄れていて、変な例えですがちょっとバンジョーのような響き方をするんですね、生鳴りでとてもよく響くんですよ。

恐らくボディ内部の空洞部がより大きいということなのでしょう。

多分、スモール・サイズのクローズド・ホール・ホロー・ボディという表現が近いような気がします。

そしてデュオ・ジェットにフィルタートロンというのも非常に良く合うんです!

#6120のようなオール・メイプルの箱モノと違って、メイプル・トップにマホ・バック、そしてマホ・ネック、というレス・ポール的な組み合わせでありながらレス・ポールと違うホロー構造というのが独特な生鳴りを生み出していて、そこにフィルタートロンの組み合わせで、グレッチらしいジャラーン!ジャキーン!系のアンプ・サウンドが出来上がっているんでしょうね。

もう一つ言ってしまうとディアルモンド時代の指板材はハカランダでしたが、フィルタートロンが導入される直前からネオ・クラシカル・インレイの導入に伴い、指板材がエボニーに変更されています、当然トーンへの影響は大きいですよね。

ディアルモンド・モデルはシングルコイルらしい音の太さと、抜けの良いハイのキレが特徴でしたが、フィルタートロン・モデルはハムバッカーだけあってサウンドの厚み、トーンの豊かさにその特徴を感じます、それも#6120等とはちょっと違うニュアンスなんですよね、それでもやっぱりグレッチらしいサウンドのキレはバッチリという、、、かなりカッコイイです!

実はピックアップのフロントとリアのピッチもフィルタートロン仕様の方が少し狭いんですよね。

今回のギターはパーツ類もフル・オリジナルですが、スペース・コントリール・ブリッジもこのちょっと軽やかな生鳴りの響きに影響してるんでしょうね。

ブリッジだけでなく、P.A.F.のフィルタートロンPUカバー、ノブ、Gテイルピース、ペグ、どの金属パーツもピッカピカでこのギターの状態の良さを物語っています。

ピックガードはシルバーではなく、ホワイト・フィニッシュですが、これもオリジナルでディアルモンド時代からもホワイトとシルバーが両方存在しており特に決まりはなかったようです。

実際ブライアン・セッツァーがステージで愛用していた56年製のハンプ・トップのデュオ・ジェットもホワイト・ピックガードでした。

ネック・ジョイントはタイトでネック・アングルもバッチリなのでブリッジ高があり、弦テンションはしっかりしています。

その状態で弦高も低く設定できており、ビビり、音詰まりはなく、最高の状態です。

もちろんネックは真っ直ぐで、あまり弾かれていなかったギターの様でフレットも十分な高さが残っています。

デュオ・ジェットのフィルタートロン・モデルは中々日本には入ってこないギターなのでチャンスですよ〜!!